こんにちは、なちかつ!空き家相談室です。
今回は、空き家所有者さんが一度は悩んだことがあるであろう「空き家の管理頻度」についてお話ししたいと思います!
空き家の管理頻度については地域特性により異なるため、すべての地域において一律の基準を設けることはできませんが、一般的には【月に1回】程度行うのが有効と言われています。
「そんなに頻繁に必要なの?」
正直に言うと、僕もこの仕事を始めるまでは「1〜2年放っておくくらいなら、そんなに変わらないでしょ」と思っていました。
しかし、これまで町内の空き家外観調査を通じて、さまざまな空き家を目にする中で、長年人が住んでいなくても親族や近隣の方が定期的に風を通している家はすぐにでも再利用できる状態が保たれている一方、1〜2年前まで人が住んでいた家であっても、その後の管理が一切なされていないと驚くほどの速さで老朽化が進んでしまっている空き家を見てきました。
特に、海に近いエリアが多く、また雨量の多い那智勝浦町では、人が住まなくなった家が傷むスピードは想像以上です。
そのため、大切な家を「負」動産にしてしまわないためには、理想を言えば月に1回以上のペースで、以下の4点だけでもこまめに行っておくのがおすすめです。
✅ 基本の管理4ポイント
- 換気(30分〜1時間程度)
全ての窓を開けて空気を入れ替えましょう。押し入れやクローゼットの開放も忘れずに。 - 通水(1分程度)
各所の蛇口を1分ほど出しっぱなしにしましょう。排水トラップの乾燥を防ぐことで、悪臭や害虫の侵入をブロックできます。 - 室内外の掃除・庭木の手入れ
建物内のゴミ掃除に加え、庭木の手入れを行いましょう。枝葉が隣家に越境している場合は剪定しましょう。 - 外壁や屋根の目視点検
塗装の剥がれやひび割れ、雨漏りのサインがないかチェックしましょう。異常が見つかった場合は、小さな傷みのうちに放置せず早めに専門業者へ相談しましょう。
しかし、遠方に住んでいる方で月に1回も空き家の管理をするのは、現実的に難しいと思います。面倒くさがりの僕自身、もし自分の立場なら到底できる気がしません。。
そこで、先ほど申し上げた頻度での管理が難しいと感じられる場合は、将来その家をどうされたいかに応じて、早めに「住まいの出口」を見据えておくことが、大切な資産を社会問題化している空き家にしてしまわない一つの道ではないかと考えています。
例えば、将来使う予定がある方であれば、多少料金はかかるものの、「空き家管理サービス」などを活用することで、大切な住まいの寿命を延ばすことができます。
また、将来使用する予定がない場合は、建物の価値が低下してしまう前に、売却や賃貸など「市場に出す」ことを検討することで、所有・管理にかかる負担がなくなるだけでなく、大切な住まいを次の世代へつなぐことができます。
多くの方にとって、空き家は単なる建物ではなく、ご家族との思い出や人生の時間が詰まった大切な場所です。だからこそ、先送りにしてしまうお気持ち、とても理解できます。
しかし、計画を先送りにし、管理が行き届かなくなると、そのまま残された空き家が、次の世代や地域への負担となってしまいます。
ですので、少しでも体力、経済面で余力のあるうちに、これからその住まいをどのように活かしていくのかを一緒に考えていきませんか?
なちかつ!空き家相談室では、空き家所有者の皆さまの状況に応じた空き家相談を随時受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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